2022.8.23
遺伝性血管性浮腫(HAE)の専門医による「Doctor to Doctor遠隔相談」のテスト運用が始まりました
希少疾患である「遺伝性血管性浮腫(HAE)」の診断・治療に関し、医療従事者からの相談を遠隔(ビデオチャット)で受け付ける「Doctor to Doctor遠隔相談」のテスト運用を開始しました。
「Doctor to Doctor遠隔相談」では、オンライン診療ツールとしてYaDoc Quickをご活用いただいています。
遺伝性血管性浮腫(HAE)について
遺伝性血管性浮腫は、遺伝子の変異によって引き起こされる希少疾患であり、患者さんの身体のいたるところに2~3日持続する腫れやむくみ(血管性浮腫)を繰り返します。 個人差がありますが10歳から20歳代に発症することが多く、皮膚(手足、顔面、生殖器など)の腫れなどを伴います。のどが腫れる場合は呼吸困難によって生命の危険をきたす可能性があるほか、お腹(胃や腸)が腫れると腸閉塞と同様に嘔吐したり、強い痛みを感じることがあります。
生命の危険がある疾患にもかかわらず国内では認知度が低く、診断に求められる専門性も高いことから、海外に比べ診断に時間を要することが知られており、日本では初発から診断まで平均で14年近くかかっているとされています。
参照:一般社団法人 遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム「遺伝性血管性浮腫(HAE)とは」
本プロジェクトについて
「Doctor to Doctor遠隔相談」では、遺伝性血管性浮腫の診断や治療に関する医療従事者の皆さまからのご相談を遠隔(ビデオチャット)で受け付け、遺伝性血管性浮腫の専門医が回答を行うものです。
Phase1(2021年11月~2022年3月)として、YaDoc Quickが「Doctor to Doctor遠隔相談」のツールとして有効であるかを検証する実証事業を完了しており、現在のPhase2では「Doctor to Doctor遠隔相談」の体制を持続可能かつ最適化なものとするため、2022年6月から同年11月の期間でテスト運用を実施しております。
本プロジェクトによるテスト運用後、2022年12月の社会実装を目指しています。
詳細は以下のプレスリリースにてご確認ください(別サイトへリンクします)。
YaDoc Quickを用いた遺伝性血管性浮腫(HAE)「Doctor to Doctor遠隔相談」、テスト運用を開始
「遺伝性血管性浮腫(HAE)Doctor to Doctor相談」は以下よりお申し込みいただけます(別サイトへリンクします)。
https://discovery0208.or.jp/doctor-to-doctor/
※無料で専門医へご相談いただくことが可能です。
YaDocでは今後もよりよい医療の提供に寄与すべく、さまざまな取り組みをおこなってまいります。臨床現場におけるオンライン診療の活用方法やePROのご活用についてなど、お気軽にお問い合わせください。
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